万能型より特化型を目指せという話

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こんにちは。

 

きゃーさんです。

 

お盆休みに突入し、休みを満喫している人も周りに増えてきました。

 

私の職場にはお盆休みというものは存在せず、自由に取れる夏休み休暇が3日付与されるため、みんなバラバラに休みます。

 

個人的には、自由に取れる休みのほうが嬉しいかな。

 

前置きが長くなりましたが、今日は「万能型より特化型を目指せ」ということについて書いていきます。

 

さっそくいきましょう。

 

そもそも万能型と特化型ってなんぞや

私が勝手にそう呼んでいるだけですが、万能型と特化型について簡単に説明します。

 

万能型はバランス良くいろんなことができる人、特化型は一つのことがめちゃくちゃ強いけど他は苦手な人のことを指します。

 

なんとなくですが、「万能型」は公務員や事務系のお仕事をされている方に多く、「特化型」はベンチャー企業で成果を出している営業マンやエンジニアとかに多いイメージです。

 

特化型を目指すべき理由

簡単に万能型と特化型について説明したところで、私が「特化型を目指すべき」と主張する理由について書いていきます。

 

なぜ特化型を目指すべきなのか。

 

それは一つ明確な強みを持っていた方が、個人で勝負する場合、組織の中で活動する場合、どちらにおいてもパフォーマンスが高くなると感じるからです。

 

以降でもう少し深掘ります。

 

 

個人で勝負する場合

まず個人で戦う場合を考えます。

 

例えば、あなたが個人事業主として仕事をすると仮定しましょう。

 

その際、以下の2パターンだとどちらのプロフィールが魅力的に感じますか?

  1. 営業、人事、経理など幅広い業務を10年間経験し、上場準備なども経験してきました。様々なご要望にお答えできますので、何でもお気軽にご相談ください。
  2. 10年間の無形営業経験の中で、営業MVPを3回受賞し、累計3億円の売り上げを記録しています。無形商材の営業に絶対的な自信を持っておりますので、お困りの方は是非ご相談ください。

 

いかがでしょうか?

 

私は後者の方が魅力的に感じますし、期待している成果を出してくれそうな気がします。

 

確かに①の方は幅広い経験を持っていますが、結局何に強みを持っているのかわからず、中途半端に活躍できない可能性を感じてしまいます。

 

その点、②の方は無形商材営業という限られた領域しか対応できませんが、その分強みが明確にわかるので、依頼主も発注しやすいと思います。

 

個人で勝負をする場合は、「私 = 〇〇の人」というブランディングを確立しないと、強みがぼやけてしまうので、何か一つ強みをアピールできるように専門性を磨くということが重要だと思います。

 

組織の中で活動する場合

私は組織の中で活動する場合の方が、特化型がいいと考えています。

 

なぜなら自分一人でなく、チームとして活動するので、自分の苦手な部分は得意な人に任せられるからです。

 

明確な強みを持っている人の方が、仕事を振りやすいですし、期待している成果を残してくれるでしょう。

 

特に今後の社会では、ロボットやシステムによって業務の効率化が進み、人間は自分のコア業務に集中することができるようになるので、仕事量より質が重視されると思います。

 

そうなった際、「なんでもできます」という価値はそこまで高くなく、「これなら誰にも負けないです」という価値は高まることが予想できます。

 

以上の理由から、私は個人で勝負する場合、組織の中で活動する場合、どちらの状況でも特化型を目指して、明確な強みを一つ作ることに全集中すべきと考えます。

 

特化型を意識するようになった経験

最後に参考になるかわかりませんが、私が特化型を目指すべきと感じたエピソードを書きます。

 

それは、大学の体育会のエピソードです。

 

私は部員数100名を超える、体育会ラクロス部という組織に所属していました。

 

ラクロスは両チーム10人ずつがフィールドに出て試合をするのですが、流動的に交代をするため、公式戦ではベンチの選手を合わせ、一チーム25名で戦うのが一般的です。

 

つまり、公式戦で試合に出場するためにはまずこの25名に入らなければなりません。

 

大学で体育会に入る人は、高校までなんかしらのスポーツでそれなりの経験を積んできているので、その中で上位4分の1に入るのは、なかなか難しいです。

 

では、どんな人がその25名に選ばれたのでしょう?

 

それは、こんな人たちでした。

「足は遅いけど、シュートがめちゃくちゃ速いアタック*」

「パスは下手だけど、めちゃくちゃ足が速いミディー*」

「チームディフェンスは苦手だけど、1on1では絶対負けないロング*」

*アタック:オフェンスを担当するポジション
*ミディー:オフェンスもディフェンスも担当するポジション、ミッドフィルダー
*ロング:長いスティックを持っているディフェンスポジション

 

みんな欠点はあれど、自分の武器をしっかり持っている人たちでした。

 

特に下級生でベンチ入りする人は、この傾向が強かったです。

 

逆に満遍なくこなせるけど、これという強みのない選手はベンチ入りできませんでした。

 

ちなみに私はギリAチーム(公式戦メンバー候補)に入れましたが、レギュラーになるには強みがぼやけていたので、あまり試合には出れませんでした。

 

このチームの成果として全国ベスト4までいけたので、特化型の選手が集まり、個々が強みを発揮しながら、弱みを補完し合う形の組織はパフォーマンスが高いと感じました。

 

この経験から、チームに属する時は特に「私 = 〇〇の人」みたいな特化した強みをアピールすることを心がけていますし、なるべくその強みが生かせるような組織を選ぶようにしています。

 

まとめ

長々と書いてきましたが、まとめると特化型を目指した方が活躍できる可能性は高いよってことを伝えたかったです。

 

特に自分の好きな領域が既にあるよって人は、その領域をガンガン突き詰めていった方がいいと思います。

 

たとえ短期的に芽が出なかったとしても、諦めず自分を信じて突き進みましょう。

 

それじゃあこの辺で終わり!